恋空
ケータイ小説のヒット作を映画化。高校生を中心に大ヒットした原作を基に映画もヒットしている。
平凡な女子高生の美嘉(新垣結衣)は同じ高校に通うヒロ(三浦春馬)と運命的に出会い、瞬く間に恋に落ちるが、ヒロの元カノからの嫌がらせや妊娠など想像を絶する悲劇に見舞われてしまう。そのうえ、ヒロから一方的に別れを告げられた美嘉は心に大きな傷を負うが、ヒロと正反対の穏やかな優(小出恵介)と出会い、心癒されていく。(Yahoo!映画)
劇的な人生、レイプ、ドラッグ、難病、妊娠、中絶や流産・・・考え付く限りのトラブル要素を盛り込み、"実話"(あくまでダブルクオーテーションつきだ)と言うラベルを貼って稚拙な単語の羅列に変換したもの。筆者が思い描いたケータイ小説(カタカナだ)に対するイメージ。(WEBだとか、映画、テレビとメディアの在り様と作品の質とは本来無関係なのだが、まだまだ洗練が必要なメディアと言う評価が妥当なところだと思う。)文章が酷くても映画になればもしかしたら、の期待も、今は虚しい。もしかしたら『デビルマン』を越えるかもしれない作品に出会った。
高校生が思いつく限りの妄想をつなげたと思える構成には、実際に犯罪の被害にあった人や病気になった人を愚弄するものさえ感じさせる。強姦された人の心の傷はあんなにあっさり解消されないし、癌の苦しみはあんなものではない。もし実際に出会っていたらとてもあのような描き方は出来ないと思う。アレはお話の中の出来事だよ。本作も創作として世に出ていれば、「キツイ」とか「ヒドイ」ですむが、これは酷い。もしくは非道い。
全て自分の都合のいいようにあっさりと理解を示す親もまた・・・。子供の思い通りになるのがいい親ではないと言うことがまだ理解できていない人の創作だ。
こうした作品を作るときには脇を固める大人の役者は芸達者な人を持ってくるのが常套手段だが、本作では高橋ジョージ を父親役に抜擢すると言う冒険をして惨敗している。
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恋空
監督: 今井夏木
出演: 新垣結衣 、三浦春馬 、小出恵介 、香里奈 、麻生祐未 、波瑠 、高橋ジョージ 、浅野ゆう子
評価: ★(Mr.Childrenの歌に。)